あなたの仕事もなくなるかも?!これから先、必要とされる人になるための考え方

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「好きなことを仕事にできたら」世の中の数え切れないほど多くの人がそう思っているのではないでしょうか。

巷には好きなことを仕事にするための本やセミナーなどがあふれています。それは、好きではないことを仕事にしている人が多いことの裏返し。

「好きなことを仕事にできるのはごく一部の恵まれた人」「生活のためには仕方がない」と思っている人もいるでしょう。しかし、科学技術の革新でこれまで人にしかできないと思われていた仕事がどんどん人工知能や機械にとって代わられるようになっています。これからの時代、人に求められる仕事は正解を出す作業よりもオリジナリティが必要なものになるであろうことは想像に難くありません。好きではないことは興味が湧かないので、どこまで行っても「いつか誰かがやってくれる他人ごと」であり、アイディアを生み出すことは難しいものです。そうは言っても、難しい。そう思っている人こそ『「好きなことをやって生きていく」という提案』(角田陽一郎/アスコム)を手に取ってみましょう。

著者は、TBSのディレクターとして『さんまのスーパーからくりTV』や「中井正広の金曜日のスマたちへ」などの製作に携わった元テレビマン。多数の有名人を見る中で、魅力的に見える人とそうでない人の違いは何かを考えるようになったといいます。その答えが「好きなことを仕事にできているかどうか」でした。

好きなことというと、長年の夢ややりたいことを実現させることだと思ってしまうかもしれません。たしかに、夢ややりたいことに固執していると、仕事できるレベルまで到達できる人が限られてしまうのは事実です。そんなときは、好きなことの定義を少し見直してみましょう。好きなことは1つや2つである必要はないのです。たくさんあってもまったく構わない。かえってその方が仕事にできる確率は格段とアップします。

何かに興味を持つためには、ある程度そのことについて知っていることが欠かせません。まずは、少しでもおもしろそうだと思うものや他人がおもしろいと言ったものを「ポチる」ことから始めてみませんか。流行しているものには必ず理由があります。それをおもしろいとは感じない自分がいたら、「なぜ」そうなのかを考えてみましょう。自分に足りないものを考え、おもしろいと感じられるようになるための素養やセンスを身につける行動をしているうちに、それまでなかったモノの見方ができるようになっています。

すでに多くの学者が言っているように、世の中に本当の意味で「新しい」ものは存在しません。一見新しく見えるアイディアは既存のものの組み合わせにすぎないのです。無限の組み合わせから、自分にしかできない組み合わせを選ぶことがオリジナルといえるでしょう。だから「アイディアが湧かない」と嘆く必要はまったくないのです。

この本も100%オリジナルの内容ではありません。自己啓発本やビジネス本が好きな人にとって、どこかで聞いたことがあると思う内容もたくさんあります。著者のオリジナリティは、「好きなことを仕事にするためには、他人からおもしろいと思ってもらうこと」という主張をしていること。そのためには、コンテンツをプライベートなものからパブリックなものにすることが必要だという主張も展開されています。社会的な内容であるほど、他人に「自分ごと」としてもらう視点が大切です。

例えば、選挙。日本の将来のためになんていう壮大なことを思っていると、なかなか行動に移しにくいものです。「自分のために」社会的な行動をするという視点を持っていてもよい、と著者は言っています。でも、みんながみんな「自分ごと」できる人ばかりではないですよね。

だからこそ、他人に「自分ごと」してもらうための伝え方や見せ方が必要になってくるのです。これからの時代は、伝え方のうまい人が「好きなことだけやって生きていく」ことができるようになるのでしょう。元テレビマンらしい主張だと感じます。好きなことでご飯を食べていくための考え方や具体的な行動のヒントを得たい人におすすめです。

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