数あるクラウドファンディングの中でA-portを選んだ3つのワケ

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前回の記事では、クラウドファンディングのデメリットを書きました。

そもそも、数あるクラウドファンディング会社の中でなぜこの2社を選んだかというと、

  • 運営媒体の知名度
  • 他のメディアとのつながりが強く、影響力がある

と思ったからです。makuakeはアメブロなどを運営しているサイバーエージェントが運営母体ですし、知名度もありweb業界では一定の地位を築いています。利用者は比較的若い世代なのではないかと思います。

一方、A-poortは朝日新聞が運営母体。朝日といえば、知らない人はいない新聞社です。クラウドファンディングの参入は後発ですが、紙媒体も持っているし、支援してくれそうな層は社会的なことに関心が高く、私のプロジェクトとの親和性は高いのではないかという期待がありました。

支援してもらうためには、まずは多くの人に知ってもらうことが必要です。そのためには、知名度や露出の可能性がポイントになると思います。特に、私の事業は社会性があるものなので、この思いに賛同してくれるメディアにお願いしたいという気持ちがありました。1社だけでは分からないので、10社くらいのサイトを自分なりに見てみた結果、この2社に絞りました。

今回は、makuakeとA-portの違いと最終的にA-portを選んだ理由を紹介します。

1.審査のステップ数と基準の違い

最近、クラウドファンディングに挑戦してみる人は増えているので、思い立ったらすぐできると思っている人は多いかもしれません。サイトに掲載するためには、各社の審査を通る必要があります。審査のポイントは、主に

  • 事業に実行性があるか
  • 法的な問題がないか

の2点。この2点については、makuakeの担当者から明言されました。

それに加えて、多くの人の共感を集められるか、ストーリーとしておもしろいかどうかなど、各社それぞれの基準があるのではないかと思います。

makuakeの場合は、相談内容をサイトの申請フォームで送信したら3日後に担当者から電話で連絡がありました。クラウドファンディングの業界事情の紹介とプロジェクトの詳細について1時間程度テレビ電話で打ち合わせたいという内容でした。

A-portはフォームで相談した翌日、事務局から次のステップに進んでくださいとメールで連絡がありました。送られてきた申請フォームはwordで、なぜこのプロジェクトを始めるのかという根本の部分や事業計画など細かな内容を求めていました。wordを返送し、審査を通過したら改めて事務局より連絡すると書いてありました。

かなり早い段階から、掲載前提のmakuake。あくまで審査を通ってからのスタンスのA-port。makuakeの方が、掲載までのハードルは低いと感じました。

2.取うプロジェクトの内容の違い

makuakeはプロジェクト成功率が高いクラウドファンディングサイトです。それは、一つには取り扱うプロジェクトの中身が大きく関係していると思います。

makuakeで取り扱っているプロジェクトで多いのは、目新しいガジェットやレストランなどの割引チケットやクーポンです。目的は、寄付や投資ではなく、いかにお得に買えるかということが大事。支援側も、何かおもしろいものないかなーという買い物をする感覚に近いようです。

A-portで掲載されているプロジェクトは、障害者支援や難病の人の支援など社会性が高いものが多い印象です。リターンはお礼状やどこかに支援者の名前を記載するなど、支援者が得られるものは食べたり使ったりして楽しむものではないものが多くなっています。

3.クラウドファンディングへのスタンスの違い

私が当初クラウドファンディングを利用したいと思ったのは、開業資金の一部に充当できればいいなと思ってのことでした。なので、目標金額は300万円としていました。プロジェクトの社会性に共感してもらうことが一番大切だと思っていたので、立ち上げ資金の一部にすると名目が分かりやすいと思ったからです。

でも、makuakeと打ち合わせをしたとき、プロジェクトを達成することが第一。そのためには、目的は予約販売や広告宣伝とし、目標金額を下げた方がいいと言われました。言うことは分かるのですが、なんとなくそれは私の考えるクラウドファンディングとはちょっと違うなと思いました。

makuakeとはどんどん話が進んでいくので、A-portの申請書類もそれに合わせるように金額を下げて目的も変更しました。すると、A-portから「次のステップに進んでください。ただ、当初の目的は変えないでください。すでにそれで社内の決裁は通しているし、目的が広告宣伝では、面識がない人の共感は得にくいです」という趣旨の話がありました。

この時点で、A-portにすることに決めました。

とはいえ、クラウドファンディングの業界事情はmakuakeの言っていることは納得できました。なので、表に出す目的は変えないけれど自分の中での位置づけを変更。クラウドファンディングなしでも始められるような資金計画で事業を始めることにして、金融機関からの借り入れ額は1年目の運転資金も含めた金額を借り入れることにしました。

サポートはmakuakeが強い

プロジェクトを成功させるためのサポート面ではmakuakeの方が強いと感じました。makuakeが興味があるのは、リターン品。A-portが興味があるのは、ストーリーという印象を受けました。

社会性のあるプロジェクトを多く扱うA-portの活用ポイントは、新規事業立ち上げなら「単なる物販とは違い、こんな思いをもって事業を始めます」ということをたくさんの人に知ってもらうこと、開業当初の売上げを立てることだと思います。

A-portは審査が面倒ですが、申請書を作る段階で多くのことを考えるきっかけにもなりました。一日の生産力がどれくらいか、リターン品の設定をどうすればお得感を感じてもらいつつ、赤字を出さないかなど自分の事業に向き合う時間でもありました。

会社のスタンスによるものなので、どちらがいいとか悪いとかではありません。私の場合は、自分の考えるスタイルにぴったり来たのがA-portだったということでした。

事業そのものはこれからなので、応援してくれる人がいる以上頑張るしかありません!

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