「はだしのゲン」も問題勃発らしい

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先日、映画「風立ちぬ」に対して禁煙学会がもの申している件で、1件記事を書いた禁煙学会がジブリ風立ちぬに物申してるらしい – OkOgeのブログ


けれど「はだしのゲン」も問題があるみたい。
朝日新聞デジタル:はだしのゲン、鳥取でも閲覧制限 図書館の事務室に移す – 社会

戦争の残虐さや強姦などの性的シーンがあることが、閲覧制限の根拠となっているとのこと。「風立ちぬ」の喫煙シーンも、「はだしのゲン」の残虐&性的シーンも歴史の一部のはず。いいか悪いかという話であれば、悪いことに違いない。

でも、それを含めて「日本人はこうでした」と伝えるものの存在は必要。問題があるからといって、それをなかったことのようにしてしまう結果としての一例が、中国や韓国との歴史認識の違いに現れているんじゃないかって思ってしまう。中韓が言っていることが正しいとは思わないけど、日本人の若い世代が当時の日本人の行動についてほとんど何も知らないことは問題でしょう。

わたしは小さいときに「はだしのゲン」と「蛍の墓」を見て、戦争ってすごく怖いと思った。夢の中にまで爆撃機が出てきたりして、ちょっとしたトラウマになってしまってる。どっちももう二度と見たくない映画。かわいそうすぎて、最後まで見ていられないから。


トラウマになったじゃないか!!って言えば、それも良くないことに違いはないんだけど、それだけ戦争は怖いんだっていうことがフィクションにもかかわらず、十分伝わったことは大きいと思う。

閲覧規制した側に視点を移すと、そもそも図書館は一利用者が要望したことを検討もせずにすぐ対応するんだろうか。運営主体の自治体や文科省には「はだしのゲン」を置くからには何らかの意図があったはず。


まさか、みんなが置いているから置いている、っていう理屈じゃないでしょう。

利用者の声を反映させることは重要なんだけれども、もっと教育的な観点から自らの見解を示してもいいと思う。

 

だって図書館は、教育的な目的のために設置されている施設なんだから。
少なくとも、「こういう声がありましたが、いかがですか」ってパブリックコメントを求めるなど、それくらいの対応はあってしかるべき。安易に閲覧規制をしたら、市民の署名運動や抗議反応が起こることは予想できるでしょう。

ことなかれ主義が、今回の閲覧規制の根底にあったように思える。あまりにも安直な対応だなぁと思ったニュースでした。

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