【読書メモ】電子書籍は二冊目に向いてる?!/知の読書術

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読書術についての多くの本を書いている佐藤優氏。 『「知」の読書術』も、他の読書術の本と大方共通することを言っていますが、違いは2部構成のうち後半の2部を電子書籍の活用法について書いている点でした。

 
わたしはAmazonを中心に電子書籍が出始めてから、電子書籍を買うようになりました。通勤などの移動中に気軽にスマホで本が読めるというのがその理由です。年間に数百冊以上の読書をしている著者が電子書籍をどうとらえているかに興味がありました。
 
著者によると、日本の電子書籍のコンテンツはまだまだ貧弱とのこと。マンガや、新書のようなサッと読めるものはそれなりに数はあるものの、古典や教科書などじっくり読みたいものの電子化が進んでいないそうです。
 
だから、読書の中心に電子書籍を置くというのは難しいのではということでした。じゃあ、電子書籍は使えないのかというとそうでもないようです。
 
電子書籍は移動図書館としての使い道はとても魅力的。紙の本だと、気になった文は書き留めておくか記憶に頼るしかありませんが、電子書籍ならあれ、なんだったっけ?というものがあれば、パッと探すのも簡単です。
 
さらに、電子書籍は二冊目の利用に適していると言っています。
 
古典や教科書は、一度通読するだけでなく暇があれば何度でも読み直すのがいいそうです。
情報と、教養は違うもので、読書は教養を身につけるためのもの。教養こそ、物事の行間を読み解くには必要なものだ。
この主張は理解できるものの、同じものを何度も読むのはなかなかしんどいことだなぁと思いました。紙の本なら目に入るので、読まなくてはいけないというプレッシャーも働きますが、デバイスの中にあって普段は視界に入らないところにあると自分から読もうとするにはかなりのエネルギーが要りそうですね。
 
重い腰を上げることができるのは、必要に迫られてのことだと思います。佐藤優氏のように読書が仕事になっている人とか。
 
その必要を感じられる人が、「教養」ある人ってことなのかな、と思いました。
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