メディアに掲載されることのメリット&デメリット

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昨日、店のテレビ取材を受けました。

町のパン屋ではなく、地域振興に取り組む事業者として紹介してもらえるということです。

開業前に新聞で取り上げていただいて以来、メディアでの掲載がなかったのでそろそろどこかで取り上げてもらいたいなーと思っていたところでした。渡りに船だったわけです。

メディアへの掲載は宣伝費なしで多くの人にPRできるため、とてもメリットが大きいものです。でも、これには良い面と悪い面があります。

良い面は認知度が高まることです。認知度が高まれば、facebookやホームページのアクセスが増えますし、来店客数も増えます。

それはそれでありがたいのですが、悪い面は意図しない客層も呼んできてしまうこと。

ふぁくとりーNolleyの商品は地域経済を回すことがコンセプトで、地域の旬の食材を使うことにこだわっています。前回新聞に取り上げていただいたときは、そのあたりを中心に記事にまとめていただきましたが、それを理解しないでやって来る人は必ずいるのです。

ふぁくとりーNolleyの特徴をまとめました。

  1. 素材の味を大切にしているので、お菓子や総菜パンのような強めの味付けはしていません。
  2. 食事として楽しんでもらうことを大切にしているため、そのまま食べるのではなくひと手間加えておいしく食べてもらいたいと考えています。
  3. ベーグルは目が詰まった噛み応えのあるものです。ふわふわのパンを食べなれている人にとっては、固くて食べられないということもあるようです。

天草の場合はお年寄りの割合が多いので、新聞で見たと言ってお年寄りが買いに来てくれることもあります。

残念なことはおいしい食べ方や特徴を簡単にまとめた説明書きを渡したり、口頭で伝えたりしても、そのとおりにやってくれる人ばかりとは限らないこと。総菜パンや菓子パン感覚で冷たいまま食べて、おいしくないという感想を持っている人もいるのです。

メディアに出ると多くの人に認知してもらうきっかけにはなりますが、望んでいない層にも届いてしまうのは難しいところだな、と感じます。

 

ふぁくとりーNolleyには、材料を地域のお年寄りから調達することで、彼らにやりがいを感じてもらいコミュニティーを延命させようというねらいがあります。

確かに材料の調達先のターゲットはお年寄り。しかし、提供するサービスのターゲットはお年寄りではないのです。なんでもいいから「たくさん売れた方がいい」とは考えていません。

ふぁくとりーNolleyのターゲットは、私たちの取り組んでいることがおもしろいと感じてくれる人、食への関心が高い人、そして地方への移住を考えている現役世代です。

そのあたりを理解しないで、ただ単に「食べ物」を買いにやってくると

「おいしくない」とか「なんでこんなに高いの」

という感想につながってしまいます。

それはうちにもお客さんにとっても残念なことです。

提供しているものが好き嫌いが分かれるものだということを、こちらから伝えた方がよいのかもしれません。

 

「こういう人に向いている」という発信をもっと積極的にやっていくことを考えています。

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