最近は読書といえばすっかりコミック中心になっています。コミックはサクッと読めるのがいいですね。先日読んだのは、『とりかえばや』。同様に原作があってコミック化された作品で、確認されている中で、最古の男女入替物語だそうです。作品が書かれたのは、平安時代だと言われていますが、作者不詳の作品です。
同じように平安時代に書かれた源氏物語はすでにいろんな人がリライトしたり、コミック化したりしているので、どうしても他の作家の中に埋もれてしまいがちですし、比較されてしまいます。作者不詳の作品をコミック化したさいとうちほさんの目の付け所は素晴らしいなと思いました。
気になるストーリーは、ドロドロです。時代設定は平安時代だけど、ストーリー展開に古臭さを感じません。さいとうちほさんが多少アレンジを加えているにしても、人が考えるストーリーは今も昔もそう変わらないんだなと思うようなコミックです。
コミックを読むようになったのは、LINEマンガのアプリの影響。1巻だけ、最初の3巻だけ無料という設定にして、以降は有料。そこまで読んだら、続きが気になってしまいますよね。戦略にまんまとはまってしまっています。
コミックはその時々の世の中のトレンドや人の関心を知ることができる有力なツールだと思うので、今後も読み続けると思います。